現場管理が効率的に運用されているでしょうか。毎日の工事日報を作成していますか。そして、そのデータを活用していますか。
私が知る限り、多くの企業では、目で見える事象に対応し、数値データの情報を軽視、あるいは、無視(あるいは利用に気がついていない)しているとしか思えません。もっと、工種別資源別投入工数や、歩掛等の現場の数値データを活用し、最善の対策を練るデータサイエンティストとしての要素も求められてきます。
コストダウンの宝庫である現場データ(ビッグデータ)をもっと重視していきたいと思います。
工事日報原価管理システム(KUROJIKA)構成図
KUROJIKAは、シンプルな構成にしています。
番割表➡工事日報➡各種分析資料の流れとなります。
入力作業は、日次処理と月次処理にわけています。
日次処理
日々の工事日報から、人員、機械、そしてその稼働時間を入力するだけです。
月次処理 月毎に発生する燃料代、修理代等の現場ごとに発生する請求書情報を入力します。
入力された情報を基に稼働時間一覧表をアウトプットします。 同時に出勤簿を作成します。
また、月次工事原価一覧を作成します。
現場状況一覧
全現場の入力状況が一目でわかります。 オレンジ色の表示は、現場の人員、機械等が、「e-番割」から自動的に入力されている状態です。 緑色の表示は、さらに工事日報を呼び出し、確定した実績稼働時間が入力されている状態です。
工事日報入力画面
工事日報現場状況一覧のオレンジ色は、「e-番割」から日々自動的に工事状況が入力されてきます。
現場担当者が、毎日、「e-番割」から自動入力される作業員名、機種名を確認し、稼働時間を入力します。
稼働時間を入力し、登録すると、工事日報現場状況一覧の該当日が、オレンジ色から、緑色に変化します。
月次稼働時間一覧表(出面)
工事日報を基に稼働時間の集計表が自動作成されます。 縦軸は、現場管理者、オペレータ、機械費、車両費、外注が計上されています。この項目等は、お客様によって調整可能です。 機械費、車両費は、日々の稼働時間からの集計となります。 外注の稼働時間は、外注の請求書が正しいかどうか、工数確認します。
締日は、任意に設定可能です。当社の締日、お客様の締日等、現場ごとに変更できます。
カレンダーは自動的に、土曜日、日曜日を判定しています。
会社休日カレンダーを利用して、会社休日も反映させています。
月次工事原価一覧
毎月の工事原価の一覧を最大6カ月表示します。表示していない月も前月表示ボタン、次月表示ボタンがありますので、閲覧可能です。
月次の工事原価は、稼働時間一覧表(出面)から社員、契約社員、自社重機、自社車両の稼働時間から単価を基に計算します。
それ以外の外注費、燃料費、材料費、雑費等は、すべて請求書、領収書を基に入力し、毎月の原価を確定させます。
注)KUROJIKA の出勤簿は、「一人ひとりの稼働時間を集計します。年間休日カレンダーにより、休日設定できます。」の機能を有しており、出勤簿という通常の概念とは異なります。
下記フロー図は、現場での情報収集及び全社の管理体制を表したものです。横軸は、現場代理人、工事課、工事課長/エキスパート、工事部長の各部署、縦軸は、着工から工事段階までの時間軸となっています。
従来は、現場管理を各現場で行っていますが、これからの時代、日々管理まで、現場任せではなく、インターネットを活用し、現場情報を、全社できめ細かく行う時代になってきました。
下図のように、工事課は、日々、現場の実績評価を行い、問題が発生すれば、工事部長に連絡する体制を整えます。
工事部長は、その内容を確認し、問題があれば、現場にエキスパートを派遣し、その問題点を取り除くように指導します。
TEL:03-5830-3570/FAX : 03-5830-3569
URL:http://www.nics-j.co.jp (KUROJIKA)
https://www.nics-japan.com/miyabi
(MIYABI)