開発の背景

ベースとなったシステムの開発秘話

 

ある地場のゼネコンさんからシステムの開発依頼があり、本MIYABIのベースとなるシステムの開発が始まりました。

当初の依頼事項は、実行予算と実績原価の管理を市販ソフトを利用していたが、自分たちの思うような動きにならないので、自分たちで、エクセルを駆使してマクロを組んで動かしているが、イレギュラー処理に対応しきれず、何とかならないかとのご相談でした。

また、「シンプルな構造にしたい、保留金の処理ができるようにしたい。2度入力を完全になくしたい。・・・・」というご要望で、当然のニーズであり、ここから開発が始まるかと思いました。

ところが、総務経理担当重役(専務)が、「当社では、工事部が入力したエクセル実績データ(請求書データ)を支払管理に直結して活用している。この部分も併せてお願いしたい。」と新たなご要望が、出されました。

我々の経験では、工事部の予算実績データの活用に関するご相談は、よくありますが、工事部の実績データを支払管理にそのまま活用する事例は、あまりなじみがありませんでした。

 

工事部と総務・経理部連動の

予算-実績原価-支払管理まで網羅したシステム

の開発が、始まりました。

 

工事部、総務・経理部の様々な要望をお聞きした末、開発したシステムは、入力終了すれば、正確な原価が出て、予算と対比できるようになったと工事部長、課長から高い評価を頂きました。

 

驚いたことにそれ以上に、専務から、総務経理の担当者が、辞めて交代しても、正しいデータを瞬時に出してくれるようになったと、喜んでいただきました。

 

MIYABIの前身となるシステムのお話でした。