⏱️ この記事で分かること(読了時間:約5分)
✅ KKD(カン・経験・度胸)管理の問題点
✅ 根拠ある工事遂行に必要な2つの視点
✅ 日々の損益を金額で把握する重要性
✅ 工程表の根拠を歩掛から説明する方法
✅ データに基づく管理体制の構築
KKD管理とは何か
工事管理全体において言えることは、明確な根拠を基に工事を遂行しているかという視点です。
KKDに基づく管理を行っていないでしょうか。
KKDとは、以下の頭文字を取ったものです。
- K(カン):長年の経験から得た直感
- K(経験):過去の類似工事での体験
- D(度胸):思い切った判断力
これらは決して悪いものではありません。熟練した現場代理人の勘や経験は、時として数字では表せない価値を持っています。
しかし、KKDだけに頼る管理には限界があります。
KKD管理から抜け切れない現状
私の知る限り、まだまだ従来のKKD管理から抜け切れていない企業が数多くあるように見受けられます。私の知る限り、まだまだ従来のKKD管理から抜け切れていない企業が数多くあるように見受けられます。
なぜKKD管理が続いてしまうのか
KKD管理が続く背景には、いくつかの理由があります。
- 数値化する手間を避けたい
- 「今までこれでやってきた」という慣習
- データを収集・分析する仕組みがない
- 経験豊富なベテランへの過度な依存
しかし、ベテランが退職すれば、その経験値は失われます。また、カンや度胸は個人差が大きく、組織として安定した成果を出すことが困難です。
根拠ある工事遂行に必要な2つの視点
KKD管理から脱却し、根拠ある工事遂行を実現するためには、以下の2つの視点が重要です。
視点1:日々の損益を金額で答えられるか
今日一日を終えて、どの作業が利益を上げ、あるいは損失を出しているのか、金額で答えることができる仕組みを持っている企業は稀でしょう。
「なんとなく順調」「たぶん大丈夫」という感覚的な把握ではなく、具体的な数字で現状を説明できることが重要です。
- 本日の出来高:○○万円
- 本日の原価:○○万円
- 本日の損益:○○万円の黒字(または赤字)
- 問題のある作業:○○工が予算比120%で推移
このように数字で語れる現場は、問題の早期発見と迅速な対応が可能となります。
視点2:工程表の根拠を歩掛から説明できるか
工程表を引いている根拠を、明確に過去の歩掛から答えることができる現場代理人は、どれほどいるでしょうか。
「だいたいこのくらいで終わるだろう」という感覚ではなく、根拠を持って説明できることが求められます。
- この作業の歩掛は過去実績で○○人工/㎡
- 施工数量が○○㎡なので、必要人工は○○人工
- 1日あたり○○人工を投入するので、○○日で完了予定
このような根拠があれば、工程の遅れが発生した際にも、原因の特定と対策の立案が容易になります。
データに基づく原価管理体制の構築
上記2点だけを捉えても、この管理ができている企業は少ないように思われます。
では、なぜできないのでしょうか。
できない理由
- 日々のデータを収集する仕組みがない
- 収集したデータを分析する時間がない
- 分析結果を活用する方法がわからない
- システム導入のコストや手間を懸念している
どうすれば良いのか
解決策は、データ収集と分析を効率化する仕組みを導入することです。
現場代理人が本来注力すべきは、データの収集や計算ではなく、データを基にした判断と改善活動です。
単純な集計作業はシステムに任せ、人は判断と行動に集中する。この役割分担が、根拠ある工事管理の第一歩となります。
工事日報原価管理システム「KUROJIKA」のご紹介
ニックスジャパンが提供する工事日報原価管理システム「KUROJIKA」は、KKD管理からの脱却を支援します。
工事日報の作成から各分析作業すべてを自動で行い、データを提供できます。
KUROJIKAで実現できること
- 日々の作業別資源別工数を自動収集
- 実績歩掛の基となる月次稼働時間集計表を自動収集
- 工程表の根拠となるデータの蓄積
- 過去工事との比較分析
これにより、正確な実績データを基にして、問題点を、明確な数字で答えられるようになります。
- 日々の作業別資源別工数を自動収集
- 実績歩掛の基となる月次稼働時間集計表を自動収集
- 工程表の根拠となるデータの蓄積
- 過去工事との比較分析
これにより、正確な実績データを基にして、問題点を、明確な数字で答えられるようになります。
次回予告
次回は「工事管理の原点③」として、工事管理の本質である『実際の作業を管理する』ことの意味を掘り下げます。
工事日報を作成することは工事管理の始まりであり、終わりではありません。元請企業が陥りがちな「下請任せ」の問題点と、実作業を管理することの重要性について解説します。次回は「工事管理の原点③」として、工事管理の本質である『実際の作業を管理する』ことの意味を掘り下げます。
工事日報を作成することは工事管理の始まりであり、終わりではありません。元請企業が陥りがちな「下請任せ」の問題点と、実作業を管理することの重要性について解説します。

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